新着情報

   

新築とリノベーションはどっちがお得?違いやメリット・デメリットで比較2024.05.21 コラム

これからマイホームを建てたい!と考えたときに、新築住宅にするか?中古住宅にするか?
と迷われる人も少なくないと思います。
そこで、この記事では新築住宅とリノベーション住宅のメリット・デメリット、そしてそれぞれの特徴を比較し、ひとつひとつ詳しく解説していきます。
これから新しい住宅を考えている人、築年数の経っている住宅をどうするべきか悩んでいる人にも参考にしていただければと思います。

中古住宅リノベーションの魅力

新築住宅と聞くと、新しく土地を探し希望の家を建てる。または希望の土地での建売住宅を購入する、といった流れがぼんやり想像できるのではないでしょうか?
しかし、中古住宅のリノベーションとはどのようなものなのか、いまいち想像できない人もいるのではないでしょうか?
そこで、ここでは中古住宅リノベーションの魅力について解説していきます。

リノベーションとは、住まい手のライフスタイルに合わせて家のリメイクを行うこと、空間の再設計をさしています。
具体的には、生活導線に合わせて間取りを変更したり、将来の家族構成を想像して収納を増やす、部屋を区切られるようにする、またはおしゃれな壁紙に張り替える、ニッチをつくるといったデザイン面での魅力もあります。
リノベーションと聞くと、おしゃれな空間をイメージする人も多いと思いますが、家の設備を新しくしたり、耐震・断熱などの性能を上げることで快適で安全な住まいを手に入れることができます。

新築住宅・リノベーションの違いを比較

リノベーションと聞くと、おしゃれな空間をイメージする人も多いと思いますが、家の設備を新しくしたり、耐震・断熱などの性能を上げることで快適で安全な住まいを手に入れることができます。

費用(物件価格)の違い
立地の違い
外観・内装の違い
自由度の違い
リスクの違い
固定資産税の違い
工期の違い

費用(物件価格)の違い

新築住宅は建物、設備等もすべて新しいものになるため一般的に費用は高くなります。
一方、リノベーション住宅については、土地代も建物の価格に含まれており、リノベーションをどの程度行うかによっても価格は大きく変わってきますが、大掛かりなリノベーションをするにしても新築住宅と比較すると費用は安く抑えられます。

立地の違い

立地については、比較的リノベーション住宅の方が有利になる傾向があります。
基本的に立地のいい場所には、すでに建物が建っている場合が多く、新築住宅に比べて中古住宅の方がエリアの選択肢が広がります。

外観・内装の違い

建物の外装・内装の見た目の違いについては、当然ながら新築住宅はすべてが新しく1から造ってあるため、ひと際きれいな見た目をしています。
一方、中古住宅であっても外装・内装をリノベーションしてきれいに仕上げたり、古い資材を活かした造りにしたり、あえて味のあるデザインにすることもできます。
外観・内装に関しては、どのような資材を使うか、外壁材によっても大きく見た目が変わってきます。

自由度の違い

中古住宅のリノベーションとなると、やはり基礎や躯体の形は崩すことができないため、設計の自由度でいうと、基礎からの工程となる新築住宅の方が自由度は高いです。

リスクの違い

すべてが新しい新築住宅にくらべ、中古住宅に関しては築年数が経っているため、配管や見えない部分の躯体部分などで、見た目ではわからない劣化がみつかるケースがあります。
そうなると、リノベーション費用も想定していた予算を超えてくる可能性もあるため、しっかりとトラブルを含めた資金計画を立てる必要があります。

固定資産税の違い

新築住宅とリノベーションをした中古住宅では、固定資産税が大きく変わってきます。
基本的に固定資産税は、不動産の価値を示す「固定資産税評価額」で決まります。
新しい建物であるほど高く、築年数が経つにつれて安くなってきます。
リノベーションをして不動産の価値が上がったとしても、新築住宅の固定資産税評価額より高くなることはほとんどありません。
そのため、税金に関しては新築住宅より中古住宅が有利になってきます。

工期の違い

新築住宅とフルリノベーションをする場合の工期の違いはほとんどありません。
どちらもおよそ3~6カ月程度ですが、部分的なリノベーションの場合によっては短い工期で完了します。

新築住宅に住むメリット・デメリット

ここでは、新築住宅のメリット・デメリットを解説していきます。

新築住宅のメリット

ゼロから家づくりができる
耐震性能が高い
高気密高断熱で省エネ性能が高い
住宅ローンを利用できる
10年保証を受けられる

ゼロから家づくりができる

注文住宅にすれば土地に合わせて、家の大きさ、間取り、外観・内装デザイン、庭の大きさ、駐車スペースなどもすべて自分で提案することができます。
家族構成やライフスタイルに合わせて収納の数やキッチンやお風呂といった設備まで自分で選ぶことができ、ゼロから家づくりができることは、新築住宅の最大のメリットといえます!

耐震性能が高い

近年では、大きな地震も多くなっており、古い住宅ほど倒壊の危険が高くなっています。
1981年より前に建てられた建物は、旧耐震基準となっており震度5程度の地震で倒壊・崩壊しない基準です。
1981年から2000年までの新耐震基準では、震度6程度で倒壊・崩壊しない基準になっています。
そして、阪神・淡路大震災を受け、建築基準法は2000年にさらに大きな改正がおこなわれました。
それ以降の「現行の耐震基準」では、耐力壁や接合金物などの細かい基準が定められ、大幅に耐震性能は上がりました。
新築住宅は、現行の耐震基準で建てられているため、中古住宅に比べて耐震性能を高く建てることができます。

高気密高断熱で省エネ性能が高い

築年数によって変わってはきますが古い家ほど断熱性能は低く、新築住宅は中古住宅と比べると家の快適さは全然違います。
もちろんコストはかかってきますが、光熱費の削減や夏は涼しく冬は暖かい家になるというメリットを得ることができ、長い目で見て省エネ住宅に損はありません。

住宅ローンを利用できる

新築住宅は住宅ローンを利用することができます。
住宅ローンのメリットとしては、その他のローンなどに比べて低金利であることや、住宅ローンの利用者は所得税や住民税から住宅ローン残高の1%を10年間引いてもらえる「住宅借入金等特別控除」を受けることができ、これを「住宅ローン控除」ともいいます。
また、返済プランについては柔軟になっており、長期間にわたる返済プランなど、自分のライフスタイルに合わせたプランを選択することができます。
住宅ローンの注意点としては、住宅ローンを組む際には手数料や保証料などの諸費用がかかってくることや、審査が厳格であることがあげられます。

10年保証を受けられる

新築住宅の場合は10年保証を受けることができます。住宅の基礎や雨漏りといったトラブルがあった場合に保証で家を直してもらえます。
これは、法律で義務化された保証になるため、どこの住宅会社で建てられた家であっても最低10年は保証の対象となります。

新築住宅のデメリット

費用が高い
条件のいい土地をみつけにくい
実際の住み心地を確認できない

費用が高い

ひとつめのデメリットとしてあげられるのは、費用が高くなりがちだということです。
新築住宅の場合は物件の費用や土地代、外構代、諸費用等も加算されるため、トータルの予算になるとても高額な費用になります。
好条件の土地をみつけたとしても、価格はかなり高くなるでしょう。

条件のいい土地をみつけにくい

上記の記事でも少し触れましたが、基本的には条件のいい土地から建物が建てられていくため、新しい土地で家を建てるとなると、駅前や商業施設に近い好条件の土地はみつかりにくく、選択エリアは制限されます。

実際の住み心地を確認できない

建売住宅でない場合、家のイメージをつかむ手段は設計図のみとなるため、実際に家が建った時のイメージと設計図ではギャップが生じる場合があります。
外観や内装がイメージ通りでなかったり、実際住んでみると必要でない設備がでてきたり、想像していた家事導線にはならずに使い勝手の悪い間取りになってしまうケースや、収納が足りなかったなどといったことが後からでてくるデメリットがあります。

中古住宅をリノベーションするメリット・デメリット

つぎに中古住宅をリノベーションするメリットデメリットをみてみましょう。

リノベーション住宅のメリット

トータル費用が安い
こだわりの設備を取り入れられる
築年数が経っていてもリノベーションで復活できる
立地のいい土地をみつけやすい
物件数が多い
周辺環境や近隣の人間関係を事前に知ることができる
工期が短い

トータル費用が安い

不動産は基本的に新築の状態である時が一番高く、築年数が経つにつれて価格は下がっていきます。
そのため新築住宅とくらべて、トータル費用が安く、コストパフォーマンスに優れています。
また、リノベーション住宅は土地代も建物費用に含まれており、必要と思う部分だけをリノベーションすれば、不必要な出費も抑えられます。

こだわりの設備を取り入れられる

リノベーション住宅は完全オーダーの住宅となるため、自分のこだわりたいポイントをすべて取り入れることができます。
キッチン、洗面台などの設備は造作にすることもでき、お風呂もこだわりのユニットバスにするなど、設備にこだわったリノベーションをすることもできます。

築年数が経っていてもリノベーションで復活できる

築年数の経っている住宅であっても、リノベーションをすることで新しく生まれ変わることができます。
古い中古住宅ほど物件価格は安くなっており、浮いた費用をリノベーション費用にまわすことができ、また固定資産税も安いため、税金面でもとても有利です。

立地のいい場所をみつけやすい

条件のいい土地にはすでに建物が建っている場合が多く、新築住宅の場合には、新しく開拓されたエリアの空き地を探したり、中古物件を取り壊して更地にするなど、時間と労力を使ってもいい条件の土地に恵まれるとは限りません。一方、中古住宅の場合は物件数も多く、希望するエリアの土地であったり利便性のよい土地を比較的みつけやすくなっています。

物件数が多い

中古住宅は全国の人口減少の背景もあり、新築住宅を建てる比率にくらべて中古物件を購入する人のほうが多く、新築住宅の供給数は年々減少しています。そのため、中古物件の数が増えており、中古物件を購入したいと考える人にとって、選択肢は広がります。

周辺環境や近隣の人間関係を事前に知ることができる

新築住宅の場合には、購入予定の周りはまだ空き地である場合が多いのですが、

中古物件の場合は、購入予定である住宅の周りを歩けば、ある程度周辺環境を事前にチェックすることができます。
まわりの建物の配置から、陽当たりや風通し、窓からの景色などが予測でき、ご近所の年齢層など、しっかり事前に調査することができます。

工期が短い

工期ですが、これはどの程度のリノベーションにするかによって大きく変わってくるため一概には言えませんが、フルリノベーションの場合の工期であると、新築住宅とあまり変わりありません。
しかし、部分的なリノベーションであると工期は短くなり、早く入居できるようになります。

リノベーション住宅のデメリット

間取りやデザインの自由に制限がある
耐震や断熱性能が低い
追加工事が必要になるケースがある
リフォームローンの利用になる

間取りやデザインの自由に制限がある

リノベーション住宅のデメリットとしてひとつ目にあげられるのは、、間取りやデザインに制限が出る可能性があることです。
建物の構造的な問題や、耐震の問題で、間仕切り壁を取り除けない、必要な柱は残さなくてはいけないということもでてきます。
そのため、見た目やデザインが思い通りにいかない場合もでてきます。
また、建物の基礎は基本的に残すようになるため、基礎の面積や形などは決まっています。
それでも間取りを広くしたいという場合には、増築などの工事が必要になります。

耐震や断熱性能が低い

基本的に築年数の経っている住宅ほど耐震や断熱性能は低くなっています。
断熱材が全く入っていないという住宅も決して珍しくなく、光熱費も高くなる傾向にあります。
近年では地震が多発しており、老朽化の進んだ建物のリフォームや耐震工事に対して、自治体が補助金を出している地域も多くあります。
コストはかかりますが、耐震や断熱といったリフォームは、大切な人の命や健康を守るためにもやって損はありません。

追加工事が必要になるケースがある

建物の見えない部分の老朽化が進んでいたり、床下のシロアリ被害等がみつかり大掛かりな補修工事が必要になった場合は、追加の工事費用が必要になるケースがあります。

リフォームローンの利用になる

住宅ローンに比べてリフォームローンの金利は高い傾向にあり、税金の面では新築住宅が有利になります。

新築・リノベーションが向いてる人の特徴

ここでは、新築住宅・リノベーション住宅のそれぞれに向いている人の特徴を説明していきます。

新築住宅に向いている人

何代にも渡り長く住み続けたい
新築住宅に夢や計画を持っている

何代にも渡り長く住み続けたい

家のメンテナンスをしっかりしていくことで、新築住宅なら60~80年以上暮らすことができ、子どもや孫の代まで受け継ぎながら長く住み続けたい人に向いています。
しかし、シロアリ点検などをおろそかにしたり、費用を安く見積もるために必要な部分の材料を少なくしたり、外壁のコーキング材に耐久性のないものが使用されたりすることで、家の劣化を早めてしまう恐れもあるため、しっかり信頼のおけるハウスメーカーや工務店で建てるようにしましょう。

新築住宅に夢や計画を持っている

新築住宅に強い憧れがある人や、計画的な目標がある方は満足度が高いと思われます。
具体的には、将来的には2世帯住宅を計画している、自宅の一部をお店や教室にする計画がある、などです。
そのような人は新築住宅に向いています。

リノベーション住宅に向いている人

そのような人は新築住宅に向いています。
将来の住み替えを考えている
立地のいい場所を希望している
こだわったリノベーションをしたい

費用を安くして他の贅沢をしたい

リノベーション住宅は新築住宅と比べると安く費用を抑えることができます。
浮いた費用を、子供の養育費、教育費に使ったり、趣味や旅行、身の回りの贅沢や投資、老後の資金として持っておくこともできます。
リノベーション住宅にすることで、豊かな暮らしを実現させたい人に向いています。

将来の住み替えを考えている

子どもと一緒に暮らすうちは学校に近い立地や、子供の部屋数なども考慮した間取りを考えたり、または親の介護を考えたリノベーションをするということもあるかと思いますが、子供が巣立ったあとや介護が終わったあとには小さな家で暮らしたい、または将来は違う場所に住んでみたい、新築住宅を建てたい、などの夢や計画を持っている人にリノベーション住宅はおすすめです。

立地のいい場所を希望している

中古住宅ほど駅にアクセスのいい場所や、商業施設に近い利便性のよい場所に建っていることが多いため、立地のいい場所に住みたいと考えている人に向いています。

こだわったリノベーションをしたい

中古住宅を購入する人は、こだわったリノベーションをすることもおすすめです。
たとえば、木を多く取り入れた木製テイストの内装リノベーションは、内窓に木製サッシを使用したり、板張りのリビング天井や木目の入った造作洗面台を設置することができます。
また、古民家テイストのリノベーションは、建具や床に落ち着いた色を取り入れたり、木製のガラス戸や小上がりの和室をつくることで、少しレトロな風合いに仕上げることもできます。
このようなこだわりを持ったリノベーションも魅力のひとつです。

まとめ:新築とリノベーションのメリットとデメリット  

ここまで、新築住宅とリノベーション住宅のそれぞれの特徴とメリットデメリットを比較してきました。
それぞれにメリットデメリットがあり、これからの夢や計画、ライフスタイルで新築住宅、中古住宅のどちらを購入したらいいか?
と悩む人に少しでも参考にしていただけたら幸いです。

リノベーションの費用や内容について相談したい方は、3代にわたって65年間横須賀市で施工している会社「サワムラ工務店」へお気軽にお問い合わせください。
下請けの業務委託体制をとっておらず、代表本人が見積りに入るため適正価格を提示できます。

また住宅会社だから提案できる、こうした方が良いというポイントがあれば代表自らお客様に提案し、コミュニケーションをとりつつ要望に沿った施工をいたします。
中古住宅リノベーションで理想の住まいを手に入れましょう。

CONTACTお問い合わせ

リフォーム、新築、増築、太陽光発電システム、
エコキュート、
その他建築工事全般
お気軽にお問い合わせください。