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戸建てフルリフォームの
メリットとデメリット・費用相場・依頼時の注意点を
詳しく解説します!2024.04.08
コラム
古くなった自宅を快適な住空間にしたい、ライフスタイルや好みに合わせて間取りや設備を変えたい、二世帯住宅やバリアフリー、断熱性・耐震性能を上げるといったことが叶えられるのが、「フルリフォーム」の最大の魅力です。
リフォーム工事は幅広く、費用相場やメリットデメリットを事前に知っておくことで、後悔やトラブルを避けることが出来、計画的にフルリフォームを行うことができます。
この記事では、戸建てのフルリフォームにかかる費用やメリットデメリット、また依頼時の注意点についても詳しく書いていますので、フルリフォームを検討している方はぜひ参考にしていただければと思います。
Contents
戸建てのフルリフォームとは?
戸建てにおけるフルリフォームとは、建物の骨組みは残しつつ、内装や外装、設備等を解体し、全面的に改修することをいいます。
これにより、家のデザインを新しくしたり、間取りや設備の変更が可能です。
また、断熱性や耐震性も上げることで「ヒートショック(急激な温度変化によって脳卒中や心筋梗塞などを引き起こす現象)」のリスクを下げて、健康的で快適な暮らしをすることができます。
フルリフォームのメリット・デメリット
フルリフォームには、具体的にどのようなメリットデメリットがあるのでしょうか?
順を追ってひとつひとつ丁寧に解説していきます。
フルリフォームのメリットを知ろう
フルリフォームすることの具体的なメリットとして以下の5つのメリットについて解説していきます。
・建て替えと比べて工期や費用を抑えることができる
フルリフォームの特徴として、骨組みや基礎はそのまま残して使用するため、新しく住宅を建てるよりも、工期や費用を大きく抑えることができます。
これはフルリフォームの最大のメリットといえるでしょう。
・耐震性や断熱性能を上げられる
戸建てフルリフォームにおいては、骨組みまで剥き出しにされるため、耐震・断熱性能を上げる事が可能です。
地震大国である日本では、耐震性も今や必須項目となりつつあります。
また、断熱性を高めることで冷暖房効果が上がるため、住まいを快適な空間にすることができ、光熱費も安く抑えることができるようになります。
古い住宅ほど、耐震・断熱性能は低いため、フルリフォームにより、快適で安全性の高い家になり、住環境もよりよいものになるでしょう。
・家の一部を活用することができる
今住んでいる家のいいところを生かして、趣きのある柱や梁、また思い入れのある部分を残しつつ、リフォームすることができます。
・間取りの変更ができる
建物の構造上ある程度の制限はありますが、ライフスタイルに合わせて、間取りを変更することができます。また、キッチン、風呂、トイレといった水回りの設備を新しくしたり、位置の変更をしたりといったことも可能です。
・固定資産税の軽減ができる
フルリフォームをすることで、固定資産税を安く抑えられるメリットがあります。
建物の価値は新築時が一番高く、年数が経つにつれ、固定資産税も安くなっていくため、建て替えや新築の購入と比較すると、フルリフォームの方が固定資産税を安く抑えることができます。
また、一定の省エネ改修工事を行った場合、工事完了年の翌年度分の家屋にかかる固定資産税が減額されます。
参考:令和4年 省エネリフォーム税制(固定資産税) - 住宅
フルリフォームのデメリットを理解しよう
戸建てフルリフォームにもメリットがあればもちろんデメリットもあります。
ここでは以下の4つのデメリットについて解説していきます。
建て替えと比べて工期や費用を抑えることができる |
耐震性や断熱性能を上げられる |
家の一部を活用することができる |
間取りの変更ができる |
固定資産税の軽減ができる |
・間取りの自由に制限がある
フルリフォームといえど、耐震性の問題や建物構造の問題に引っかかってしまうこともあるため、すべてを希望通りに間取り変更できるとは限りません。
特に「2×4工法」のような壁式構造で建てられている建物は、間取り変更に厳しい制約があります。
・地盤の補強が困難
戸建てのフルリフォームでは基本的に、基礎の補強までは行うことができますが、
基礎の下部分の地盤の補強となると一度基礎も解体する必要があるため、フルリフォームだと困難になってきます。
・仮住まいが必要になる
フルリフォームとなると住居スペースがなくなってしまったり、水回りが使用できないといったこともあるため、仮住まいを用意する必要があります。
小規模リフォームだと仮住まいを必要としないこともありますが、ニオイや音がストレスに感じてしまうこともあります。
また、追加工事や工期が長引くといったことも想定し、余裕を持って仮住まいの計画を立てておきましょう。
・工期が延びることがある
工期が延びる要因として、「繁忙期」「悪天候」「構造体の劣化状況が悪い」「依頼内容の途中変更」「ご近所トラブル」といったものがあり、リフォーム期間が、当初の予定より延びてしまうことがあります。
フルリフォームの費用と相場
続いて、フルリフォームの費用と相場について解説していきます。
費用は、建物の大きさや条件・建物補強・断熱・耐震性・デザイン・水回り等の設備内容によって大きく変わってきます。
その他にも、仮住まいの費用や部材の運搬費用、廃材処理費といった諸経費、税金などといった費用もかかってくるため、依頼時にしっかり見積もりを取る必要があります。
戸建てフルリフォームの費用を考えよう
古い家をフルリフォームする場合は、スケルトンにして(骨組みまで剥き出しにする)ことを前提にするので、フルリフォームにおいての築年数が経っているほど、費用は高くなる傾向にあります。
しかし、耐震・断熱性を上げることができれば、ヒートショックのリスクを下げられ、健康的で快適な住まいを手に入れることができます。
内訳の目安はこちらを参考にしてください。
工事個所 | 費用 |
外装工事費用 | 600~1000万円 |
内装工事費用 | 200~500万円 |
設備費用 | 設備費用 |
設備費用 | 総費用の10%~15% |
外装工事
工事個所 | 費用 |
耐震工事 | 130~200万円 |
天井断熱 | 7万~20万円 |
床断熱(床解体・張り替え含む) | 80~120万円 |
壁断熱(壁解体・再仕上げ含む) | 100~150万円 |
窯業系サイディングに張り替え | 180~250万円 |
タイルに張り替え | 250~500万円 |
窓 | 10~30万円/箇所 |
内装費用
工事個所 | 費用 |
フローリングの張り替え | 3~6万円/畳 |
間仕切り壁の設置 | 8~25万円/箇所 |
クロスの張り替え | 1,000~1,500円/m² |
ドアの設置 | 6~25万円/枚 |
クローゼットの増設 | 10~48万円/箇所 |
ウォークインクローゼットの新設 | 18~80万円/箇所 |
設備費用
工事個所 | 費用 |
キッチン費用 | 80~250万円 |
風呂費用 | 80~150万円 |
洗面台費用 | 10~30万円 |
トイレ費用 | 10~50万円 |
給湯器費用 | 10~50万円 |
基本的に家の大きさや、設備のグレード、断熱・耐震はどの程度強化するかによって費用も大きく変わります。
その他、仮住まい費用や引っ越し費用などもかかってくるため、費用についてしっかりプランを立てて計画的に考えていきましょう。
フルリフォームの工事期間を把握しておこう
フルリフォーム期間は基本的に工事中の家に住むことができません。
また、工期が延びることで費用は高くなるため、工期をしっかり把握して、
生活プランを考える必要があります。
フルリフォームの工事期間
戸建てフルリフォームにおける工期は、およそ1~4か月ほどかかります。
そして、フルリフォームをしたい!と考えてから、家が完成するまでには、およそ半年から1年の期間がかかります。
フルリフォームは大掛かりな作業から細かな作業まで、作業範囲によって大きく工期も変わってくるため、工事期間もしっかり頭に入れて、いつまでに家を完成させたいという希望があれば、逆算してしっかり計画を立てましょう。
一般的な工事期間の目安は以下の通りです。
壁:1日~1か月(耐震リフォーム、耐熱リフォームを含む)
壁 | 2週間~1か月 |
天井 | 2~4日 |
床下(床下に断熱材のみを追加) | 1~2日 |
床下(床の張り替えも行う) | 3~6日 |
窓 | 1~2日 |
屋根:4日~2か月
カバー工法 (既存の屋根の上に新しい屋根を取り付ける) | 4~5日 |
一般の住宅の瓦葺き替え工事 | 1か月~2か月 |
外壁:半月~1か月
まるまる塗り替え | 半月~1か月 |
サイディングの張替え | 3週間~ |
内装:1日~2週間
洗面所 | 半日~1日 |
キッチン | 2日~10日 |
風呂 | 1週間~2週間 |
和室 | 3日~5日 |
リビング | 2週間~3週間 |
外構・エクステリア:1週間~1か月
フルリフォームを依頼する時の注意点を知っておこう
フルリフォームの依頼時に確認しておきたい注意点を解説します。
・追加工事が必要になることがある
家を解体し、基礎や骨組みを確認した上で、補強が必要になるケースもあるため、工期がのびたり、費用が追加で必要になるケースがあります。
・水回りの移動は高額になる可能性がある
キッチン、風呂、トイレといった水回りの場所を移動する際は、設備の設置だけでなく、排水管やガス・電気、換気ダクトなどの工事を行う必要があるため、他の工事よりも高額になりやすいです。そのため、水回りの移動を検討する場合には、しっかりと費用の計画を立てて行いましょう。
・細かい部分の確認が必要
コンセントや照明、モニターパネルの位置などは図面だけではわかりにくいため、打合せ時にしっかり確認をしておきましょう。
まとめ
戸建てフルリフォームについて、いかがだったでしょうか?
建物が古くなったことで、安全性や快適な住まいを考えている人は、サワムラ工務店のフルリフォームを視野に入れてみてはどうでしょうか?
サワムラ工務店は65年間、地域密着でやっている地域に根差した工務店です。
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戸建てフルリフォームのメリットデメリットをしっかり理解し、予算に合ったフルリフォームをする事で、満足のいく住まいを手に入れましょう。