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キッチンの吊り戸棚なしで後悔しないためのポイントと解決策2024.11.20 コラム

キッチンの吊り戸棚は、収納スペースが広がることで調理器具や食器、調味料の収納に大変便利です。

しかし、吊り戸棚を取り付けることで、キッチン空間の開放感がなくなるといったデメリットもあるため、吊り戸棚の取り付けを迷うこともありますよね。

そこで、この記事ではキッチンの吊り戸棚を設けない場合でも、快適なキッチンにするための工夫や、後悔しないためのポイントと解決策を解説していきます。

吊り戸棚なしのキッチンでよくある後悔ポイント

吊り戸棚がないキッチンを選んだ場合には、どのような不便があるのでしょうか?

吊り戸棚を取り付けなかった場合に、よくある後悔ポイントをみてみましょう。

収納スペース不足

吊り戸棚には、調味料から保存食といったものまで、多く収納できますが、吊り戸棚がない場合には、これらのものを別の収納スペースに片づける必要があります。

しかし、キッチンに収納スペースが取れないと大変不便になり、収納スペース不足につながります。

これは、吊り戸棚を取り付けなかった場合の一番大きなテーマとなります。

調理器具や食器の置き場に困る

収納スペース不足になると、よく使う調理器具や食器は置き場に困ることになります。

そのため、カウンターやキッチンに出しっぱなしになってしまい、ごちゃごちゃ感がでることで、見た目が悪くなってしまいます。

また、出しっぱなしにすることで作業スペースも圧迫してしまうため、使い勝手の悪いキッチンになってしまいがちです。

吊り戸棚なしのキッチンのメリット

吊り戸棚があることで収納スペースを確保できるなどのメリットはありますが、吊り戸棚がないキッチンにも実はたくさんのメリットがあるのです。

キッチンが開放的に見える

吊り戸棚があるとキッチンには、空間に圧迫感がでることがありますが、吊り戸棚をなくすことで視界が広がり、キッチン全体がすっきりと見えるメリットがあります。

デザイン性が向上する

好きなアートやタイルを壁に飾るスペースができ、個性的なインテリアを楽しめるほか、おしゃれなシェルフを取り付けたり、植物を飾ったりと、キッチンを自分の好きなデザインにすることができます。

吊り戸棚のコスト削減

吊り戸棚のコストは、サイズ、素材、デザイン、設置場所などによって異なりますが、一般的には、本体価格と工賃で約30,000円〜100,000円が相場となります。

例えば、シンプルな木製の吊り戸棚は比較的安価でも、高級な素材やカスタムデザインが施されたものは高価になることがあります。

また、サイズが大きくなるほど費用も高くなるため、吊り戸棚を取り付けなかった場合には、コストを大きく削減することができます。

使い勝手を優先できる

高すぎる位置に収納を設置することで、物を取り出すのが不便になるというデメリットがあります。頻繁に使うものは手の届く範囲に収納をつくり配置することで、使い勝手を優先することができます。

吊り戸棚がなくても快適に過ごすための解決策

吊り戸棚がなくても快適で使い勝手のよいキッチンにするための、収納の工夫や解決策をご紹介します。

壁面収納の活用

フックやオープンシェルフを使って、調理器具や食器を壁に掛けて収納することができます。

壁面収納は視界も広がり、取り出しやすいというメリットもあります。

また、マグネットが使える壁面も商品として出ており、マグネットの取り外しや掃除が楽になるというメリットもあります。

スライド式収納や引き出しを増やす

キッチン下が観音扉の場合には、奥行があると腰をかがめて物をとる必要がありますが、

スライド式収納や引き出しを増やすことで、食器や調理器具を効率的に収納できるようになります。

棚やフックを使ってオープン収納を活用する

オープン収納とは、扉やカバーがない収納方法のことで、扉がないことで空間を広くすっきり見せることが出来ます。

また、物を取り出しやすく、整理整頓が簡単なこともメリットのひとつです。

おしゃれなキッチンアイテムを見せるディスプレイとしても活用ができます。

吊り戸棚なしからありにリフォームするメリット

吊り戸棚を新たに設置する場合には、キッチンの使い勝手や見た目が大きく変わります。

吊り戸棚を追加するリフォームのメリットを解説していきます。

吊り戸棚にはどれくらいの収納量がある?

吊り戸棚を設置することで、キッチンの収納スペースは大幅に増えます。

そこで、大きさや配置により異なりますが、どれくらいの収納量があるのかを、下記でみてみましょう。

◆幅90cm、高さ60cm、奥行き30cmの吊り戸棚

棚1段あたりの収納容量:約162リットル

2段の棚を設置すると、約324リットルの収納スペースを追加可能

◆幅120cm、高さ60cm、奥行き30cmの吊り戸棚

棚1段あたりの収納容量:約216リットル

2段の棚を設置すると、約432リットルの収納スペースを追加可能

このように、収納力はとても大きなものとなります。

やはり吊り戸棚の収納力は魅力的ですね!

ホコリを防ぐ効果

これはオープンシェルフのデメリットにも当てはまるますが、

吊り戸棚に収納することで、調理器具や食器がホコリや汚れから守られます。

そのため、ホコリ掃除といったメンテナンス時間や労力を削減できるメリットがあります。

災害時の転倒防止

地震などの災害時は、吊り戸棚は壁に固定されているため、戸棚が転倒するといったことがありません。また、吊り戸棚に耐震ラッチを取り付けることで、扉が開くのを防ぎ、戸棚の中に入っている物の落下を防ぐことができます。
大きな災害が問題視されている近年では、とても大きなメリットといえます。

吊り戸棚を追加で設置する際の注意点

吊り戸棚を追加で設置する場合には、いくつか注意したいポイントがあります。

壁強度

吊り戸棚を設置する際に重要なのは、壁の強度です。安全に設置するためにはしっかり下調べをする必要があります。

◆石膏ボードの壁

壁の中にあるスタッド(木材や金属の骨組み)にしっかりと固定することが必要です。

◆コンクリート壁

コンクリート用のアンカーとネジを使うことで、吊り戸棚をしっかりと固定できます。
また、専用のドリルビットで穴を開ける必要があります。

吊り戸棚を固定できる下地の有無を、しっかり確認してから作業をしてもらいましょう。

設置の高さ

吊り戸棚を設置する高さは、使いやすさと安全性を考えることが大切です。

◆キッチンカウンターからの高さ

吊り戸棚の下端は、キッチンカウンターから約45cm〜60cmの高さに設置するのが一般的です。
これにより、調理作業中に邪魔にならず、使いやすい高さになります。

◆床からの高さ

床から吊り戸棚の下端までの高さは、約140cm〜150cmが一般的です。
これにより、多くの人が手を伸ばして物を取り出しやすくなります。

◆天井との間のスペース

吊り戸棚の上端と天井との間には、少なくとも10cm〜15cmのスペースを残すと良いでしょう。
このスペースは、掃除やメンテナンス時にとても便利です。

また、使う人の身長に合わせた設計をすることで、吊り戸棚が使いやすい高さになります。

デザイン

吊り戸棚のデザインは、キッチンの全体的な雰囲気を大きく左右します。
シンプルなデザインからヴィンテージスタイル、フレンチカントリーといったスタイルまで、配色や木目などを取り入れて自分好みのスタイルにすることができます。
また、部屋の雰囲気にうまく調和するデザインを選ぶことで、自然なバランスのとれたデザインがうまれます。

カスタマイズのポイントとしては、中身が見えるガラス扉などでおしゃれに魅せる収納としても活用できます。
また、内蔵LED照明を取り付けることで、実用性もアップします。

まとめ:吊り戸棚がなくても後悔しないためのポイントと解決方法!

吊り戸棚のないキッチンでも、壁面収納やフック、オープンシェルフ、下部キャビネットやカウンター下収納、移動式収納をフル活用することでしっかり収納を増やすことができます!
コストや、デザインなどの面から吊り戸棚を取り付けない決断をしたとしても、後悔のないように快適なキッチン環境を実現していきましょう!

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